スティックの選び方/おすすめ

たくさんのメーカーが沢山のスティックを出していますね。太さや長さ、チップの形状、それ以外にも木の種類にも違いがあり、アーティストモデル等もたくさんあります。どのメーカーが一番良いとは決められないですし、一番悩む所では無いでしょうか。
stk
ここではどうゆうものを買えば良いのか、何を基準にしたら良いのかを簡単に説明します。

まずは木の種類

主にヒッコリー、メイプル、オークの3種類で、一番メジャーな物はヒッコリーです。それぞれの特徴を簡単に説明します。

・ヒッコリー

折れにくく、粘り強い。一番種類が豊富。

・メイプル

軽くて扱いやすい、音も軽いタッチになる、強度に弱い。

・オーク

堅くて重い、しかし粘り強さは無くヒッコリーよりもポッキリ折れやすい、値段が安い。

材はまず、一番多く使われているヒッコリーから選びましょう。女性の方であれば後々はメイプルも視野に入れても良いと思います。

       VIC FIRTH / 5A

VIC FIRTH / 5A

次に太さと長さ

まずスティックはほとんどのメーカーに共通して5Aと5Bという大きさを表す単位のようなものがあります。まず5Aこれを基準にします、5Aモデルが各メーカーの基準となっているスティックだと思ってください。

そして5Bは5Aを基準に一回り大きく作られています。7Aというものもありますがこれは極端に細い物なので最初に選ぶべきではないと思います、5Aよりも細いとだけ覚えておいて下さい。

そのほかの基準

一般的に、ステックの名前にジャズやスタジオやフュージョン等と入っているものは5Aより細い物が多いです、次にロックと入っているものは5Aよりも太く5Bに近いです。そしてメタルと入っている物は5Bよりもさらに太いです。音楽のジャンルで太さを表しているんですね。

それでは、ロックを叩くからロック、メタルを叩きたいからメタルと名前が入ったものを買うべきなのか?それは違います。ゴリゴリのメタルを叩く人が細いジャズのスティックを使う事もありますし、ジャズを叩く人も太いものを好んで選ぶ人もいます。

ではどうやって選べば良いのでしょうか?

        VIC FIRTH / 5B

VIC FIRTH / 5B

自分の体型や筋肉量で選ぶことをお勧めします。握力や筋力に自身があるという方は、5Bも扱えるでしょう。しかし、大抵の日本人は、初めから5Bの太さでは扱いにくいと思われます。5Aの中から選びましょう。

これをふまえて各メーカーから選んでみて下さい。メーカーについては自分の好きなメーカーや第一印象で選んで良いでしょう。2本目のスティックをどうするか、同じ物でも良いですし、同じメーカーから違うものを選んでも良いでしょう、違うメーカーの5Aまたは5Bを一通り試してみるのも良いかと思います。

重さについて

スティックは木で出来ていますから、同じ型でもそれぞれ個体差があります。だいたい一本で最大15g程度の振り幅があったります。ペアになってパッケージされているものは重さもしっかりマッチするようにメーカー側で組まれています。しかし、楽器屋では多くの方が実際に触れ、ペアを自分の基準で決めて買う人も多く、せっかくマッチされてパッケージされている物もごちゃごちゃになっている事も少なくありません。店頭で買う場合は重さに明らかな違いが無いか計量器で計ることも大事です。

5Aは大体50g前後、5Bは60g前後と覚えておくと良いでしょう。一方、通販では重さ自体は選べないものの、メーカー側でペアになっている物であれば、重さがそれぞれ違う!!なんてことはまずありません。自分にベストな方法を選びましょう。

チップ

チップもそれぞれ沢山の種類があり、音に直接影響してくるのですが、まず、初心者の方は意識しなくても大丈夫です。チップで悩むよりは、太さや長さで悩んでください。

まとめ

ドラムの力量や知識が豊富になっていけば扱いやすいスティックも変わってきます。過去に一度使って使いづらかったものが何故かしっくりくるなんてこともあります。できるだけ毎日練習して沢山のスティックを使ってみて自分に合ったものを成長に合わせて使っていきましょう。

おすすめスティック

私が使ってきたものから、扱い易かったものを紹介。すべてヒッコリーです。

VIC FIRTH / 5A
VIC FIRTH / 5A


VIC FIRTH / 5B
VIC FIRTH / 5B

PROMARK / TXR747W
PROMARK / TXR747W

VATER / VH5AW
VATER / VH5AW

 

PEARL / 9STH
PEARL / 9STH

0 Comments on “スティックの選び方/おすすめ